FXの証拠金とは?維持率・計算方法・メリット・デメリットなど紹介

「FXの証拠金とはなにか」「どういった目的に使うのか」と、気になっている方も多いでしょう。証拠金はFXの売買に必要です。取引所に預ければ、レバレッジを使ってその何倍分もの金額を扱うことができます。

そこでこの記事では、FXを始める人に向けて、証拠金の定義や扱い方を紹介します。また会社ごとの比較や計算方法も解説するため、基本的な知識を学んでいきましょう。 

  • おすすめのFX会社
  • FXにおける証拠金とは
  • 証拠金維持率と必要証拠金の計算方法
  • 証拠金制度のメリットとデメリット
  • FX会社ごとの証拠金比較について

証拠金とは?わかりやすく解説!

証拠金とは、FX取引所に預けるお金です。預けたお金に応じて、その何倍分もの金額で売買ができます。以下では証拠金に関して基本的な意味を知るうえで、重要な2つのポイントをまとめました。

ポイント1:FXに参加するときに必要なお金

証拠金とは?わかりやすく解説!
証拠金とは、FXの取引に必要なお金です。取引所に入金した日本円を証拠金と呼び、売買に必要なお金になります。

FXでは、預けたお金を担保に決まった倍数分の金額までの売買が可能です。たとえば、1万円を預けてその25倍分まで取引するよう設定すれば、1万円の資金で25万円分の取引ができるようになります。

なお、FXの取引所は、どの業者も証拠金の最低額を定めています。

最低額より少ない金額では取引が行えないため、自分が利用するFXの取引所の最低証拠金がいくらかを確認してから、お金を預けるようにしましょう。 

ポイント2:証拠金以上の取引ができるシステム「レバレッジ」

証拠金とは?わかりやすく解説!
証拠金を超えた売買ができるしくみを、「レバレッジ」と呼びます。レバレッジの計算方法は以下の通りです。

レバレッジの計算方法
必要証拠金×レバレッジ(5倍・10倍・20倍・25倍など)=取引可能金額
例:10,000円×25倍=250,000円

レバレッジの数字は、取引所によって決まっています。レバレッジは少ない金額で高額なやり取りができるため便利なシステムですが、かけ過ぎは大きな損失につながる可能性があるため、要注意です。

初心者は5倍か10倍あたりからはじめるのが良いでしょう。

証拠金維持率とは?

証拠金は最低限取引に必要なお金であり、取引をする際に必ず必要となる金額のため、常に維持する必要があります。ここでは、FXにおける証拠金維持率や必要証拠金について解説しましょう。

予定取引額にあわせて必要証拠金を計算しよう

証拠金維持率とは?
まずは新規取引に必要な、証拠金を計算します。取引額がわかったら、余裕を持って少し多めに入金しておきましょう。

取引額(通貨相場×通貨単位)÷ レバレッジ倍数 = 必要証拠金

たとえば1ドル108円のときに1,000通貨を購入し、レバレッジが最大25倍をかけた場合は、少なくとも以下の資金が必要となります。

108円×1,000通貨÷25=4,320円 

ロスカット回避に向けた証拠金維持率計算

証拠金維持率とは?
維持率とは、必要証拠金に対して、口座に残っているお金の割合す。計算式は以下の通りとなります。

口座預金÷必要証拠金×100

たとえば以下の条件が揃ったとき、計算式は以下のとおりです。

  • 口座預金:15万円
  • 注文通貨と数量:USD/JPYを1万通貨
  • 相場:105円
  • レバレッジ:25倍
  • 計算式:15万円÷4万2,000円(105円×1万通貨÷25)×100=約357%

 

FX会社にもよりますが、多くの会社は証拠金維持率が50%を下回るとロスカットとなります。

証拠金シミュレーションを使ってみよう

証拠金維持率とは?

FX会社の多くは、証拠金シミュレーションを設けています。シミュレーションがあれば、計算が苦手な人でも必要事項を入れるだけで結果がわかるため便利です。

上記の画像は、SBI FXトレードによるロスカットシミュレーション」の入力画面です。口座に預けたお金を入力して通貨ペアと数量を決めて必要証拠金を計算します。

さらに「シミュレーションする」ボタンを押してみます。ボタンを押すと、以下のように結果が表示されます。

シミュレーション
シミュレーション結果によると、1ドル11.0841円にならないと強制決済を受けないことが分かりました。このシミュレーションをもとに、維持率に余裕を持てる程度の証拠金を入金しましょう。

必要証拠金が不足した場合にすること

こちらでは必要証拠金が不足した場合にすることを解説します。必要証拠金が不足するのは、度重なる取引で必要証拠金が減ってしまった場合です。必

要証拠金が減るということは、純粋に損失が大きいことを示しています。ここではさらに、必要証拠金を追加しない場合にどうなるのかについてもご紹介していきます。

必要証拠金を追加する

必要証拠金が不足した場合にすること

必要証拠金が減ってしまった場合は、ただちに追加しましょう。必要証拠金は足りなくなったら入金する必要があるため、予定している取引金額よりも余裕を持たせて入金するのがおすすめです。

FX会社にもよりますが、基本的には必要証拠金が不足した場合はメールでお知らせがくるケースが多いです。FX会社のログインページからも確認できます。

FX会社によって対応方法が異なるため、不足したときの対応について、事前と調べておきましょう。

必要証拠金を追加しないとどうなる?

必要証拠金が不足した場合にすること

必要証拠金を入金しないでいると、証拠金不足として保有しているポジションが強制決済されます。必要証拠金不足になった場合、いつまでに証拠金を入金しないといけないかについては、FX会社によって異なります。

よって、取引前にしっかりと確認しておきましょう。

証拠金制度のメリット・デメリット

証拠金制度は効率よく投資ができるのが特徴です。こちらでは、証拠金制度のメリットをご紹介します。

【メリット1】効率よく投資できる

証拠金制度のメリット・デメリット
証拠金制度は効率的な投資が可能です。取引額が同じでも、レバレッジの有無で状況は違います。

たとえば100万円分の取引を行い、10万円の利益が出たとします。制度の有無による利益の違いをみていきましょう。

証拠金制度 預けたお金 利益 利益率
なし 100万円 +10万円 10%
あり 4万円 +10万円 250%

上記のように、証拠金があると通常の取引よりも利益率が高くなるのです。 

【メリット2】少ないお金で大きな取引ができる

証拠金制度のメリット・デメリット
FXは、レバレッジをかけて少ないお金で大きい金額の取引ができることが利点となります。

たとえば、1ドル100円を1万通貨購入すれば、取引額は100万円です。3日後に101円まであがったとしましょう。レバレッジの有無により、利益が以下のように異なります。

証拠金制度  証拠金 取引額 収支 利益率
なし 100万円 100万円 +1万円 1%
あり(レバレッジ10倍) 10万円 100万円 +1万円 10%

 

このように、レバレッジをかけると10万円の証拠金で100万円の取引をすることも可能です。同じ1万円をもらえるなら、実費が少ない方が良いでしょう。

【デメリット1】取引額が高いと大損するリスクも大きい

証拠金制度のメリット・デメリット
証拠金制度は。少ない金額で何倍も大きい金の取引ができることが魅力す。しかし、取引額が高いため損失が大きくなる可能性も高くなります。

成功すればプラスも大きいものの、マイナス時の損失にも気をつけましょう。

たとえば、1ドル105円が1週間後に95円まで下がった場合、レバレッジの有無によって、以下のように結果が異なります。

証拠金制度 証拠金 取引額 収支 損失率
なし 105万円 105万円 -10万円 約9.5%
あり(レバレッジ10倍) 10万5,000円 105万円 -10万円 約95.2%

 

このように、レバレッジをかけた状態で損失が発生した場合、倍率によっては大きな損失につながる恐れがあります。よって、レバレッジのかけすぎには注意しましょう

損失によって証拠金が必要分を下回ると、場合によりお金を追加する必要があります。初心者は、慣れるまでは5倍か10倍に留めるのがおすすめです。

【デメリット2】損失が大きいとロスカットを受けることもある

証拠金制度のメリット・デメリット
証拠金制度では、証拠金維持率が一定数を下回ると、ロスカットされる可能性があります。ロスカットの基準はFX会社によるため、あらかじめチェックしておきましょう。

買いポジションは強制的に売られ、売りは買い戻しです。これはユーザーが大きな損をしないための措置ともいわれていますが、これを嫌うユーザーもいます。

ロスカットが行われる一定の数値は、取引所により異なりますが、たとえばSBI FXトレードは維持率50%が基準です。この場合、証拠金維持率が50%を下回るとロスカットが行われます。

つまり、日頃から相場の動向を読みながら証拠金維持率の動きを把握しておくことで、ロスカットの可能性を早めに知ることができます。

FX会社ごとに比較した証拠金一覧

FX会社ごとに比較した証拠金一覧
以下からはFX会社ごとに、必要最低限の証拠金を比較してみます。ここでは、国内大手の会社をピックアップして表にまとめました。

FX会社 通貨単位 最大レバレッジ 必要最低証拠金
みんなのFX 1,000通貨 25倍 取引額※1÷レバレッジ
SBI FXトレード 1通貨 25倍 取引額※1÷レバレッジ
外為どっとコム 1,000通貨 25倍 取引額※1÷レバレッジ※2

※1 相場×通貨単位
※2 100円未満の部分は切り上げ

FX会社によって通貨単位が異なります。1通貨から投資可能なSBI FXトレードは、低額での参加が可能です。

FX会社ごとの証拠金比較のポイント

FX会社の証拠金は、通貨単位で違いが出ます。海外では最大100倍のように、大きなレバレッジをかけられることも珍しくありません。

レバレッジが大きいほど必要最低証拠金も低額ですが、安全面で要注意です。以下からは業者同士の比較で、知っておきたいポイントをまとめました。 

国内のFX会社は最大レバレッジ25倍が多数

FX会社ごとの証拠金比較のポイント
国内FX会社は、最大レバレッジを25倍としているところが多数です。これは金融庁による規制が関わっています。

2010年までは最大400倍まで取引できるFX会社もありましたが、それ以降投資家の資産を保護する目的から最大50倍になりました。

さらに2011年に最大25倍という規制がかかり、現在にいたります。

最低限必要な証拠金は通貨単位に左右される

FX会社ごとの証拠金比較のポイント
最低限必要な証拠金は、通貨単位の影響を受けます。以下でレバレッジ25倍、1ドル100円の場合を比べてみましょう。 

通貨単位 最低取引額 必要最低証拠金
1万通貨 100万円 約4万円
1,000通貨 10万円 約4,000円
1通貨 100円 約4円

 

このように、注文内容によって口座に入金すべき金額が変わってくるため注意してください。

レバレッジ倍数が大きい海外FXは安全面で要注意

FX会社ごとの証拠金比較のポイント

海外ではレバレッジ倍数が大きいところもありますが、安全面には気をつけましょう。海外では最大100倍や500倍のように、3ケタの倍数を認めているところもあります。

たとえば1ドル100円を1,000通貨買う場合でも、レバレッジ500倍なら2,000円の証拠金で充分です。しかし、海外の取引所のほとんどは、金融庁から日本人向けの営業を認められていません

取引所によっては詐欺のリスクが高かったり、倒産しても信託保全がなかったりするためです。

信託保全とは倒産時にユーザーに投資金額が戻ってくる仕組みです。国内のFX業者では信託保全が義務づけられています。

安全性でみると、金融庁の厳格なルールに従っている国内FX会社の方が安心して利用できると考えられるでしょう。

初心者にもおすすめのFX会社3選!

みんなのFX

みんなのfx

おすすめポイント
買値と売値の差「スプレッド」が業界トップクラスに狭い ※1
公式サイト発表で約定率99.9% ※2
24時間コールセンターにアクセスできるので、夜中の利用も安心
最小取引単位 スプレッド(USD/JPY) 通貨ペア数 口座開設
1,000通貨 0.2銭 27 最短当日

※1-2 公式サイト

みんなのFXは、なんといっても買値と売値の差であるスプレッドが低いのが魅力的でしょう。取引できる通貨ペア数は27種類です。

みんなのFXには、24時間対応のコールセンターがあるため、日中忙しい人でも夜の問い合わせが可能です。時間帯を問わず相談ができ、簡単に使い方をマスターできるのがみんなのFXの強みといえます。

SBI FXトレード

SBI FXトレード

おすすめポイント
1通貨から取引できるので、ローコストが参加できる
通貨ペアの選択肢が豊富
業界最狭水準のスプレッド※1
最小取引単位 スプレッド(USD/JPY) 通貨ペア数 口座開設
1通貨 0.00~0.09銭 34 最短5分

※1 公式サイト

SBI FXトレードは、初心者でも素早く参入できる取引所です口座開設は最短1分で完了し、通貨ペアによっては1通貨だけでも売買できます。少額でFXの感覚をつかむ際に理想的な環境です。

スプレッドは、USD/JPY基準で0.2銭に設定されています。幅広い人が取り組みやすいという意味でも、SBI FXトレードはおすすめです。 

外為どっとコム

外為どっとコム

おすすめポイント
ログインや入金などでボーナスが入ってくる
スプレッド縮小のようなキャンペーンを行うことがある
オンラインセミナーや投資情報にて自宅でFXを学べる 
最小取引単位 スプレッド(USD/JPY) 通貨ペア数 口座開設
1,000通貨※1 0.2銭 30 最短5分

※1 RUB/JPYは10,000通貨

外為どっとコムは、はじめてFXに取り組む人にもやさしい環境です。スプレッドはUSD/JPYで0.2銭が基本になります。

オンラインセミナーや投資情報も公開しており、FXを学びながら実践できる点も重要です。外為どっとコムなら、はじめてFXに参入する人でも投資の雰囲気をつかみやすいことでしょう。

まとめ

FXに参入するには証拠金が必要です。これは取引所に預けるお金ですが、レバレッジをかけることによりその何倍分もの金額を売買できます。

国内では最大レバレッジが25倍のところが一般的です。口座に入れたお金の25倍まで取引ができることから、少ない金額で大きな取引が可能です。

ただし、利益を得られる可能性が高まる分、損失が膨らむリスクもある点に注意しましょう。必要証拠金を預ける際は、証拠金維持率の観点からも少し余裕をもって入金するのがおすすめです。

今回解説した内容を参考に、安全にFX取引を楽しんでみてくださいね。

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